2015年06月05日
八ヶ岳周辺の2万5千分1地形図が多色刷りになりました!
本格的な登山シーズンを前に、八ヶ岳周辺の2万5千分1地形図が多色刷りになりました。
八ヶ岳周辺で6月1日に多色刷りになった地形図は、「霧ヶ峰」「竹野町」「南大塩」「信濃中島」「茅野」「八ヶ岳西部」「八ヶ岳東部」「信濃富士見」です。
(詳しくは、地図センターのHPをご覧ください。)
これで、八ヶ岳周辺の2万5千分1地形図は、ほぼ全て多色刷りで揃えることができるようになりました。
多色刷りは従来の3色刷りのものに比べると、339円と約60円値上がりしています(3色は278円)。
ちょっと高いなぁと思った読者の皆さんのために、登山をする際の多色刷りの(筆者の主観による)メリットを紹介したいと思います。
メリットその1:等高線が読みやすくなった。
読図初心者にとって、等高線を読むのはなかなか難しいものです。
特に登山となると、等高線の尾根、谷、勾配を読むことが必須となってきます。
多色刷りになって、地形に陰影が付けられたため、より立体感が得やすくなり、初心者でも等高線が読みやすい地図なっています。
メリットその2:建物の色が橙色になった。
建物の色が黒から橙色になったことにより、山小屋も橙色で描かれるようになりました。
茶色の等高線、緑色の陰影、橙色の山小屋がコントラストよく配置され、山小屋の位置が分かりやすくなっています。
橙色は、夜になると判別しにくいという意見もあるようです。
メリットその3:カラフルになり、親近感アップ?!
等高線や建物に加えて道路も、高速道路は緑、国道は赤、都道府県道は、黄で着色されるようになりました。
多色刷りという言葉通り、従来の地図と比較してカラフルな地図になりました。
これは、多くの人達が日常的に使っているネットの地図や観光地図と比較して劣らないカラフルさです。
今まで2万5千分1地図を使ったことない人や見たことない人たちにとって、より親近感がもてる地図になったのではないでしょうか。
今年の夏は、登山地図と一緒に多色刷りの2万5千分1地形図も持って行かれてはいかがでしょうか?
新たな発見があるかもしれませんよ!