2014年02月19日
地図地理力博士、朝日新聞に載る
2月13日(木)の朝日新聞朝刊の科学面の「探究人」の欄に、地図地理力博士の上野将司さん(66)が載っていました。地図地理検定を受験し続けており、2年前に地図地理力博士になられた方で、受検し続けたのは「知識が身につくのが楽しい」からだ、とありました。上野さんは地質調査のコンサルタントに永年勤められ、地図が常に手元にあったとのこと、最後に「アリの目で現場を歩き、鳥の目で地図を見る。漏れのない調査を心がける。」と新聞の表題の“地球の医者、生涯現役で”宣言でまとめられていました。主催者の(一財)日本地図センターと(公財)国土地理協会の名前が載っていなかったのは残念でしたが。
地図地理検定は、今まで20回行われ、博士が25名誕生しています。検定は「一般」と「専門」に分かれ、「一般」は合格、不合格の判定で、「専門」は、1級から3級までの判定を行います。博士になるには、専門の試験で96点以上取るか、80点以上の1級を5回取る必要があります。全部で50問出ますので、40問以上の正解が必要となり、幅広い知識と経験が必要となります。上野さんは1級を5回取られましたが、自身の最高点は88点だったそうです。受検されていない方は、次回は6月22日(日)ですので、ぜひ挑戦して下さい、リピーターは、1000円引きです。
今まで検定の問題はすべて4択だったのですが、問題策定、合格判定等を行っている「地図地理検定委員会」では、次回の検定から、問題の自由度を広げるなどのため、「専門」の一部の問題に記述式の導入を検討しています。決まりましたら、パンフレットや主催者のホームページ等でお知らせします。