2014年02月12日
Googleの新しい3Dマップ
グーグル(株式会社)は先月16日、以前より公開していたサービスのひとつである「Google Earth」において、東京都/神奈川県/千葉県/宮城県の主要エリアの「新しい3Dマップ」を公開したと発表しました。既に本発表については、様々なニュースサイトで取り扱われているので、既知の方も多いのではないでしょうか。
上の図は、新しい3Dマップで見た(一財)日本地図センターです。この図だけではわかりませんが、この新しい3Dマップでは、東西南北の方向から都市を俯瞰でき、各建物の側面や、視点移動で手前の建物の陰に隠れた建物も見えるようになります。また、図に見えるビルディングのような大きな建物だけでなく、一戸建ての家屋や、街路樹まで細かく再現されています。これまで、Google Mapsで把握できない建物の外観や地形の凹凸は、Street Viewや、他社のサービスを利用する必要がありました。また、Street Viewでも、車道周辺の情報しか確認できなかったため、歩行者の「目的地周辺のイメージを予習したい」というニーズに対して、完全に応える事が困難でした。
この新しい3Dマップは、こうしたグーグルが従来から提供してきたサービスでは手が届かなかったニーズを埋めると共に、従来の紙面に描かれた地図とは異なる、新しい地図の可能性の先駆けになるのではないでしょうか。