2013年12月11日

ワールドビジネスサテライトでの“位置情報”の放映

約ひと月ほど前になりますが、1114日〜16日まで、「G空間エキスポ」が東京お台場の日本科学未来館で開かれました。テレビ東京系列で平日毎日夜11時から放映される小谷真央子キャスターのワールドビジネスサテライトでは、11月14日の放映でこの催しを取り上げていました。そして展示されているものの中で2つのことを紹介していました。

G空間エキスポ
 一つは自ら移動して位置情報を取得するロボットで、もう一つは回転しながらレーザーを当て位置情報を読み込む機械です。ロボットの方は、将来は情報を入手したうえで、荷物運びなどの手伝いを目指すとしており、機械の方は、立体的な地図を作ることができ、仮想空間と組み合わせることにより、タブレット端末などの立体の建物などを浮かび上がらせることができる、などの説明がありました。

またその次の15日には、特集で“売られる位置情報”の特集を行い、通信や鉄道サービスを使うたびに記録される位置情報について、通信会社や鉄道会社は、その情報を社内で利用するだけでなく、外部の企業に販売し始めていることが放映されていました。情報取得の承諾、拒否の手続きをどうするか、位置情報から挙がる利益をどう分配するか、課題もまだあるとのことでしたが。

さらに3か月ほど前の92日の放映では、トップニュースで“地図の進化で新ビジネス”として、キーワードを“位置情報”とし、スマートフォンを使ったあるベンチャー企業の取り組みをも紹介していました。それはスマートフォンで流れたツイッターやつぶやきを位置情報付きで集めて整理するビジネスで、実際に横浜市の"開港祭り"の昼と夜の人出の状況をこのツイッターやつぶやきを集めて住宅地図上で分析し、特に人手の少ない日中のイベントを考え行したことが報告されました。またスマートフォンを使って、近くの図書館や本屋さんにほしい本の在庫があるかの検索の例も報告されました。
 このように“位置情報”取得技術の進歩とそのデータの利用の拡大は、今後の生活を変えるものとしてビジネス界で注目されていることを感じました。



jmcblog at 09:22 
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