2013年07月19日

富士山山頂の地図

国土地理院の電子国土基本図では、富士山の山頂付近は以下のようにあらわされています。山頂の火口の周りには、富士山と剣ヶ峰、それに白山岳の山名が傾斜体で書かれています。山名は傾斜体で書く決まりとなっています。また剣ヶ峰に最高点の三角点と電子基準点、白山岳にも三角点が書かれています。そのほか南方には郵便局の記号も書かれており、夏季しか開設されませんが重要なので書かれているものと思われます。なお主な山小屋の位置に示されている○合目の表示も山名と同じ扱いで、傾斜体で書かれています。
 文化財保護法に基づき史跡・名勝・天然記念物に指定されたものは、名所の記号で表されていますが。今回世界文化遺産に登録された富士山の場合は、図の右上に直立体の文字で“富士山”と描かれています。特別史跡名勝天然記念物なので(特)の文字が添えられています。なお国土地理院の地図には世界遺産の数が少ないためか、記号は設定されていません。

富士山山頂の地図

7月27日(土)から8月4日(日)の朝10時から夜8時には、日本の世界文化遺産という副題で、京都駅地下街Porta内のポルタプラザなどで『地図展』が開かれます(主催:地図展推進協議会、事務局:日本地図センター)。この「富士山」をはじめ日本における世界文化遺産に登録された13の地域に関連した地図が展示されます。皆さまのご来場を心よりお待ちしています。



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