2013年04月12日

「地球は青かった」

 本日4月12日は、世界宇宙飛行の日です。
 1961年のこの日、ユーリ・ガガーリン(Юрий Гагарин)宇宙飛行士は、世界初の有人宇宙機ボストーク1(Восток-1)に搭乗し、人類史上初めて地球の大気圏外への冒険に挑みました。ボストーク1は、ソ連(当時、現在はカザフスタン領内)のバイコヌール宇宙基地(Байконур)から発射され、遠地点327km・近地点169kmの地球周回軌道を1周。大気圏再突入後、降下中の帰還カプセルから座席ごと射出され、ソ連領内の牧草地にパラシュートで無事に帰還しました。

Baikonur Cosmodrome
 電子国土Webの地球地図画像に加筆

 ボストーク1を打ち上げたロケットもボストークと名付けられていて紛らわしいのですが、このボストーク・ロケットは、ソ連が1950年代に開発した世界初の大陸間弾道ミサイルР−7(R-7)を基に改良したものです。同系のロケットは、1958年に世界初の人工衛星スプートニクにも使われましたが、その後改良が重ねられソユース(Союз)・ロケットと命名され、現在では最も信頼性・経済性の高いロケットのひとつとして、国際宇宙ステーションの搭乗員を運ぶソユース宇宙機や、ロシアの衛星測位システム(GNSS)グロナス(ГЛОНАСС)用の測位衛星の打ち上げなどに活躍しています。〈 → JAXAによるソユース・ロケットの解説

 ガガーリン宇宙飛行士が帰還後のインタビューに答えて、飛行中の眺めを描写した言葉「地球は青かった」はあまりにも有名です。必ずしも正確な訳ではないということですが、地球の美しさと環境を象徴する言葉としてくり返し引用されました。
 日本の国土地理院が中心となって進めている地球地図Global Mapping)は、ガガーリン宇宙飛行士が見た青い地球の現状を、共通仕様の地図情報で記述する国際プロジェクトです。


Home_N



jmctsuza at 10:00 
コラム