2013年03月10日

昭和20年3月10日東京大空襲米軍撮影空中写真

 昭和20年(1945年)3月10日0時過ぎから爆撃が行われた東京大空襲。米軍第三偵察部隊は、東京大空襲前後の空中写真を撮影していました。

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▲この写真は、東京大空襲2日前・昭和20年3月8日撮影の一部で、浅草寺から隅田川の周辺です。 家屋等の建物が黒く映っています。

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▲この写真は、爆撃から数時間後(3月8日11時頃)に北東方向から撮影された斜め写真の一部です。 3月8日撮影のほぼ同じ浅草寺から隅田川の周辺です。 浅草寺周辺に黒い部分を除いて、周辺は白く映っており、全て焼失したことが見られます。

 当センターでは、この貴重な東京大空襲の空中写真をとりまとめた写真帳を扱っております。
 東京大空襲2日前・昭和20年3月8日撮影の2枚をモザイクした写真1枚と、爆撃から数時間後に撮影された斜め写真3枚(1枚は2倍に拡大)、計4枚を写真用印画紙に焼き付けて、ポケットファイルに格納したものです。 偵察戦隊と写真偵察機の解説や、米国国立公文書館や所蔵されている米軍撮影空中写真の解説・紹介も掲載しています。付録に、昭和22年7月30日発行の1/25,000旧版地図「東京首部」と、平成21年4月1日刊行1/25,000地形図「東京首部」が折図で付いています。 

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 地図センターは、米国立公文書館に所蔵されている米軍撮影の空中写真について調査をおこなってきました。これまでに、第二次世界大戦末期から戦後数年間にかけて日本各地を撮影した、貴重な空中写真を入手し、いくつかのイベントで展示するとともに、一般への提供も実施しています。

 〈jmcseno〉
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