2010年01月22日

標高点(9)


   地形図の愛好者、とくに山登りをする人にはお馴染みの記号です。図式では標高点、英語では“spot heigt”または“spot elevation”と言います。原則的には、自然地形の標高を示すもので、山頂のほか峠、谷の出合いの地点、広い谷底、尾根の傾斜変換点、道路の分岐点など地形を表現するために必要な地点の標高を表したものです。

標高点には、標石のあるもの(標高値が0.1m単位)と標石のないもの(m単位)があります。前者は、4等三角点や公共測量の基準点で、後者は、現地の測定点測量や室内の空中三角測量で決めたものですが、多くは空中写真を図化する際に読み取った数値を標高点としています。

一般には、昔の5万分1地形図以来の“独立標高点”または省略して“独標”の呼び名で知られていますが、地点名として記載されたものもあります。2万5千分1地形図「穂高岳」の“西穂独標(2,701m)”や同「槍ケ岳」の北鎌尾根上の“独標(2,899m)”は登山愛好家には広く知られています。また、日本一高い標高点には富士山頂の火口底の3,535m、低い方では東京都、大阪府、名古屋市西方、秋田県の大潟村(八郎潟干拓地)などの0m地帯にマイナスの標高点があります。

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