2018年10月

2018年10月29日

【目次】
■ニュース
★地図展2018「地図に映る明治の日本」11/1(木)〜7(水)開催
★地図ナイト17・11/2(金)『地図に映る明治の日本』チケット絶賛発売中
★石神井公園ふるさと文化館特別展「鳥瞰図−空から見る大正 昭和の旅−」
★「第2回 方言漢字サミット - 地域に残る漢字の由来を考えよう! -」
■地図中心10月号・通巻553号:特集「地図に映る明治の日本」(10/10発行)
■2万5千分1地形図、月新刊の見所!「住吉浜」(中津8-2)
■11月1日新刊、2万5千分1地形図(柾判多色):31面〈変更の場合あり〉
■お知らせ
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【内容】
■ニュース
★地図展2018「地図に映る明治の日本」11/1(木)〜7(水)開催
 期間:11/1(木)〜7(水) 10:00-18:00、料金:無料
 会場:千代田区役所内・区民ホール(東京都千代田区九段南1-2-1)
 内容:幕末から明治維新を経て近代国家が確立する明治中期までの間は、正に激動の時代でした。
この間に近代的な測量・地図作製技術が西洋から導入され、その成果として多くの地図が作製されました。
これらの地図は、地図史的観点から見ても示唆に富む貴重なものですが、同時にこの激動の時代を映すものでもあります。
これらの地図を見ながら、近代的な地図作製技術の発展の軌跡を辿るとともに、激動の時代の実相をご覧いただきます。
 チラシ(PDF)
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★地図ナイト17・11/2(金)『地図に映る明治の日本』チケット絶賛発売中
 日時:11/2(金) 開場18:30,開演19:00,終了21:30(予定)
 会場:東京カルチャーカルチャー(渋谷区渋谷1-23-16 渋谷ココチ4階)
 チケット:前売チャージ券2900円・「地図中心」10月号付!(購入者にはバックナンバーより1冊)、当日500円増
▼チケット購入
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★石神井公園ふるさと文化館特別展「鳥瞰図−空から見る大正 昭和の旅−」
 期間:〜11/04(日) 9:00-18:00(休:月(月祝は翌))
 入場:一般:300円、高大学生:200円、65-74歳:150円、中学生以下・75歳以上:無料
 会場:石神井公園ふるさと文化館(練馬区石神井町5−12−16,03-3996-4060)
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★「第2回 方言漢字サミット - 地域に残る漢字の由来を考えよう! -」
 日時:11/11(日) 13:30-16:30(受付開始 13:15)
 参加:無料(入場自由)・カンパ制(会場費、資料代 他)
 場所:八潮メセナ・アネックス(八潮駅北口前・八潮市民文化会館駅前分館)
 問合せ:八潮の地名から学ぶ会(gake840@yahoo.co.jp)
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■地図中心10月号・通巻553号:特集「地図に映る明治の日本」(10/10発行)
明治維新とともに日本にもたらされた鉄道は、西洋の測量技術に基づいて実現した。
鉄道は、曲線半径や勾配に制約条件があるため、あらかじめ測量を行って線路を敷設する位置を正確に決めておかなければならなかった。
<中略>
今回紹介する2点の路線図は、国立公文書館の所蔵する「公文録」の「公文附属の図」(国重文)に含まれる鉄道の路線図で、どちらも線路の平面や街道などはほぼ正確に把握されているが、山地や集落などは簡略化されている。
また、線路の曲線半径や勾配などの情報は省略されているが、駅(ステーション)の位置や起点からの哩程は図示されている。
哩程は一次元の交通機関である鉄道にとって、正確な位置を示すための基本となる数値で、施設の管理や運賃計算に用いられた。
◇10月号「明治時代初期の鉄道路線図をめぐって」(小野田滋)より
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■2万5千分1地形図、月新刊の見所!
「住吉浜」(中津8-2)
住吉浜は、国東(くにさき)半島(大分県)ノ南側に位置する杵築(きつき)市が面する守江湾の東側にあります。
この象の鼻のように見える地形は「砂嘴(さし)」と呼ばれます。
付近の海食崖などから供給される砂礫が、沿岸流と波によって運搬堆積して作られた地形です。
ここは天橋立に擬して豊後天ノ橋立とも呼ばれ、江戸後期には歌川広重の『六十余州名所図会』の「蓑崎」にも描かれた景勝地です。
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■11月1日新刊、2万5千分1地形図(柾判多色):31面
宇江内山,野幌(のっぽろ),三厩(みんまや),増川岳,森岳(もりたけ),鹿渡(かど),
宮宿,白鷹山,磐城鹿島(いわきかしま),勿来(なこそ),磯浜,鉾田,御宿(おんじゅく),
大潟,溝口,荏田,富山港,野洲(やす),丹後中浜,三山(みやま),湯村,野島,
榎原(よわら),本城,都井岬,熊本,本渡(ほんど),小宮地,鬼海ヶ浦(きかいがうら),
彼杵(そのぎ),立串(たてくし)
〈変更の場合あり〉
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地図中心 

2018年10月22日

【目次】
■ニュース
★地図ナイト17・11/2(金)『地図に映る明治の日本』チケット絶賛発売中
★伊能忠敬記念館第91回収蔵品展「国宝「伊能忠敬関係資料」の世界」
■地図中心10月号・通巻553号:特集「地図に映る明治の日本」(10/10発行)
■2万5千分1地形図、月新刊の見所!「江の島」(横須賀9-1)
■お知らせ
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【内容】
■ニュース
★地図ナイト17・11/2(金)『地図に映る明治の日本』チケット絶賛発売中
 日時:11/2(金) 開場18:30,開演19:00,終了21:30(予定)
 会場:東京カルチャーカルチャー(渋谷区渋谷1-23-16 渋谷ココチ4階)
 チケット:前売チャージ券2900円・「地図中心」10月号付!(購入者にはバックナンバーより1冊)、当日500円増
▼チケット購入
 出演:
●今尾恵介(地図エッセイスト・日本地図センター客員研究員)
●小野田滋(鉄道総合技術研究所・土木学会フェロー)
●谷口榮(下町考古学)
●小林政能(境界協会主宰・月刊「地図中心」編集長)
 内容:
今年・2018年は、明治150年。
現在につながる地図の系譜のスタートポイントである明治の地図を、じっくりと語ります。
地図展2018「地図に映る明治の日本」11/1(木)〜7(水)開催(http://www.jmc.or.jp/event.html)との連動企画です!
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★伊能忠敬記念館第91回収蔵品展「国宝「伊能忠敬関係資料」の世界」
 期間:〜11/25(日) 9:00-16:30(休:月(月祝の場合は翌日))
 入場:大人:500円、小中学生:200円
 会場:伊能忠敬記念館(香取市佐原イ1722-1,0478-54-1118)
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■地図中心10月号・通巻553号:特集「地図に映る明治の日本」(10/10発行)
明治維新後、国家経営のため、地図は不可欠であった。
新政府では幾つかの官庁がそれぞれの方法で地図作りを始めていった。
<中略>
明治4(1871)年、兵部省設置に伴い参謀局が置かれ、間諜隊が偵察・地図の作成を担当することになる。
これが陸地測量部(国土地理院の前身)の胚種とされている。
翌明治5(1872)年兵部省は陸・海軍省に分割、参謀局は陸軍省の一部局となり、明治8(1875)年には習志野付近の近代的な地形図(1万分1習志野原周囲邨落図)を作成している。
明治10(1877)年西南戦争が起きると、参謀局は一部に迅速測図を行い、伊能図や天保期の国絵図から「西海道全図(九州全図1:216,000)」や「薩摩大隅日向三国図(1:50,000)」などを編集、戦争に用いている。
西南戦争が鎮圧されると、明治11(1878)年、参謀局は参謀本部と組織を整え、国内外の地図作りが本格化する。
◇10月号「地形図誕生」(清水靖夫)より
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■2万5千分1地形図、月新刊の見所!
「江の島」(横須賀9-1)
江の島は、湘南を代表する景勝地で、古くからの観光名所です。
「江の島」は地図では「の」と「ノ」が用いられています。
江ノ島電鉄と小田急電鉄の駅名や水族館などは「江ノ島」と「ノ」の表記。
湘南モノレールの駅名や橋梁名、居住地名や自然地名は「江の島」と「の」で表記されます。
また、「江島神社」のように“の”を表記しない場合もあります。
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地図中心 

2018年10月15日

【目次】
■地図中心10月号・通巻553号:特集「地図に映る明治の日本」(10/10発行)
■ニュース
★地図展2018「地図に映る明治の日本」11/1(木)〜7(水)開催
★千代田区立千代田図書館展示「天気をはかる 〜気象庁143年をものがたる人と技術〜」
■2万5千分1地形図、月新刊の見所!「漁生浦(りょうぜがうら)」(福江3-2)
■お知らせ
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【内容】
■地図中心10月号・通巻553号:特集「地図に映る明治の日本」(10/10発行)
我が国の地図の歴史は、律令制とともに始まり、江戸時代には国絵図、伊能図、切絵図など地図文化の花が咲きました。
明治時代に入ると、民部官に戸籍地図掛(1869年)が、兵部省海軍部に水路局(1871年)が置かれ、国家の重要事業として近代科学に基づいた地形図・海図の作成が開始されました。
その成果は、単に軍事や国家の事業に使われるだけでなく、「『当世物は尽くし』で『安いもの』を列挙するとしたら、その筆頭にあげられるべきものの一つは陸地測量部の地図、中でも五万分一地形図などであろう。
それだけの手数のかかったものがわずかにコーヒー一杯の代価で買えるのである。…」(寺田寅彦、1934年)と評されたように、広く国民に還元されました。
◇10月号「編集後記」(野々村邦夫)より
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■ニュース
★地図展2018「地図に映る明治の日本」11/1(木)〜7(水)開催
 期間:11/1(木)〜7(水) 10:00-18:00、料金:無料
 会場:千代田区役所内・区民ホール(東京都千代田区九段南1-2-1)
 内容:幕末から明治維新を経て近代国家が確立する明治中期までの間は、正に激動の時代でした。
この間に近代的な測量・地図作製技術が西洋から導入され、その成果として多くの地図が作製されました。
これらの地図は、地図史的観点から見ても示唆に富む貴重なものですが、同時にこの激動の時代を映すものでもあります。
これらの地図を見ながら、近代的な地図作製技術の発展の軌跡を辿るとともに、激動の時代の実相をご覧いただきます。
 チラシ(PDF)
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★千代田区立千代田図書館展示「天気をはかる 〜気象庁143年をものがたる人と技術〜」
 期間:〜10/27(土) 10:00-22:00(土-19:00、日祝-17:00)(休:8/26,9/23,24-26)、料金:無料
 会場:千代田区立千代田図書館(千代田区九段南1-2-1千代田区役所9階・10階,03-5211-4289)
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■2万5千分1地形図、月新刊の見所!
「漁生浦(りょうぜがうら)」(福江3-2)
長崎市の西方沖約100kmの五島列島・奈留島にある「江上」集落は、2018年6月「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の一つ「奈留島の江上集落(江上天主堂トソノ周辺)」として世界文化遺産に登録されました。
江上天主堂は、江戸末期に大村藩領(西彼杵(にしそのぎ)半島外海(そとめ))から移住した潜伏キリシタンの4家族が解禁後に簡素な教会を建てたのが始まり。
現在の教会は、1918(大正7)年に建築されたものです。
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地図中心 

2018年10月08日

【目次】
■10月1日新刊、2万5千分1地形図(柾判多色):33面
■ニュース
★聖徳記念絵画館明治維新150年記念特別展『明治日本が見た世界〜巨大壁画でたどる日本開国史〜』
★伊能忠敬記念館第91回収蔵品展「国宝「伊能忠敬関係資料」の世界」
■地図中心10月号・通巻553号:特集「地図に映る明治の日本」(10/10発行)
■お知らせ
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【内容】
■10月1日新刊、2万5千分1地形図(柾判多色):33面
清川,木の沢,海谷,富並,海味(かいしゅう),本道寺,吹浦(ふくら),久喜,鴻巣,
東松山,上尾,与野,江の島,菱浦,浦郷,知夫(ちぶ),三隅,六日市,椛谷(かばたに),
須々万本郷,住吉浜,紙屋,高原(たかはる),高崎新田,伊集院,長里,伊作(いざく)
唐仁原,加世田,赤尾木,龍郷,漁生浦(りょうぜがうら),浦
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■ニュース
★聖徳記念絵画館明治維新150年記念特別展『明治日本が見た世界〜巨大壁画でたどる日本開国史〜』
 期間:10/06(土)〜11/11(日) 09:00-17:00
 入場:施設維持協力金:500円
 会場:聖徳記念絵画館(東京都新宿区霞ヶ丘町1-1,03-3401-5179)
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★伊能忠敬記念館第91回収蔵品展「国宝「伊能忠敬関係資料」の世界」
 期間:10/02(火)〜11/25(日) 9:00-16:30(休:月(月祝の場合は翌日))
 入場:大人:500円、小中学生:200円
 会場:伊能忠敬記念館(香取市佐原イ1722-1,0478-54-1118)
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■地図中心10月号・通巻553号:特集「地図に映る明治の日本」(10/10発行)
「地図中心」は、10月号から変わります!
まず次号・10月号は、全編特集号です。1冊まるまる特集記事で、いままでより一層たっぷりと地図を愛でていただこうと思っております。
10月号は、本年・2018年が明治150年に当たることから、「地図に映る明治の日本」をテーマに、現在につながる地図の系譜のスタートポイントである明治の地図を特集します。
お楽しみに!
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地図中心 

2018年10月01日

■ニュース
★東京地学協会秋季講演会「マグマと活断層の上に生きる」
★地質標本館2018年度特別展「地球の時間、ヒトの時間―アト秒から46億年まで35桁の物語―」
★東洋文庫企画展「大(ハート)地図展」
■地図中心9月号・通巻552号:特集「松浦武四郎と北海道」(9/10発行)
■2万5千分1地形図、9月新刊の見所!「神西湖」(浜田5-1)
■10月1日新刊、2万5千分1地形図(柾判多色):33面
■お知らせ
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【内容】
■ニュース
★東京地学協会秋季講演会「マグマと活断層の上に生きる」
 日時:10/13(土) 13:00-16:30、入場:無料、事前申込:不要
 場所:熊本大学百周年記念館(熊本市中央区黒髪2-39-1)
 内容:岩松暉(鹿児島大学名誉教授),大倉敬宏(京都大学)、松田博貴(熊本大学)、福島大輔(桜島ミュージアム),池辺伸一郎(阿蘇火山博物館),澤田結基(福山市立大学)
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★地質標本館2018年度特別展「地球の時間、ヒトの時間―アト秒から46億年まで35桁の物語―」
 期間:〜11/19(日) 9:30-16:30(休:月・祝の場合は翌平日)、料金:無料
 会場:産業技術総合研究所地質標本館(つくば市東1-1-1 中央第7 7-2棟,029-861-3750)
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★東洋文庫企画展「大(ハート)地図展」
 期間:〜2019/01/14(月・祝) 10:00-19:00
 料金:一般:900円、65歳以上:800円、大学生:700円、中・高校生:600円、小学生:290円
 会場:東洋文庫ミュージアム(文京区本駒込2-28-21,03-3942-0280)
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■地図中心9月号・通巻552号:特集「松浦武四郎と北海道」(9/10発行)
松浦武四郎を蝦夷地に向かわせたのは、誰の命令でも依頼でもなく、彼自身の意志であった。
旅から旅への青春時代を過ごした彼は、天保の末年には僧侶になって平戸にいた。
江戸や大坂では学者か大名でもなければなかなか耳にすることができない海外の情勢が、オランダや清国との貿易の窓口・長崎に近い平戸では庶民の井戸端で噂になることが多かった。
武四郎は、東南アジアの国々がヨーロッパ諸国の植民地となる中、日本にもまた外国船がやって来ているという噂を聞く。
中でも脅威なのが、不凍港を求めて南下政策をとっていたロシアで、まだ幕府の目が行き届いていない蝦夷地を虎視眈々と狙っているというのである。
このままでは、日本も東南アジアのようにロシアの植民地になってしまうかもしれない。
だが、蝦夷地は伊能忠敬や間宮林蔵の調査で海岸線の正確な形がようやく判明したばかりで、広大な内陸部はまだ地図さえ存在しなかった。
「国を守るには、まず蝦夷地の地理を詳しく調べる必要があり、それができるのは自分しかいない」と、武四郎は蝦夷地探検を決意した。
◇9月号特集内「松浦武四郎と蝦夷地・北海道」(和田哲)より
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■2万5千分1地形図、9月新刊の見所!
「神西湖」(浜田5-1)
宍道湖の西に位置する神西湖は島根県出雲市の西部にあります。
かつては海だった海跡湖で、その面積は約1.14km2、平均水深1.5m。
差海川を通じて海水が出入りする汽水湖で、シジミの産地として有名です。
神西湖と日本海を結ぶ人工河川である差海川の河口付近には、神西湖の汽水環境を保全するための塩分調整堰が設けられています
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■10月1日新刊、2万5千分1地形図(柾判多色):33面
清川,木の沢,海谷,富並,海味(かいしゅう),本道寺,吹浦(ふくら),久喜,鴻巣,
東松山,上尾,与野,江の島,菱浦,浦郷,知夫(ちぶ),三隅,六日市,椛谷(かばたに),
須々万本郷,住吉浜,紙屋,高原(たかはる),高崎新田,伊集院,長里,伊作(いざく)
唐仁原,加世田,赤尾木,龍郷,漁生浦(りょうぜがうら),浦
〈変更の場合あり〉
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jmcblog at 08:12 
地図中心 
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