2015年06月
2015年06月29日
6月21日(日)、「第23回地図地理検定」(主催:(一財)日本地図センター、国土地理協会)が、全国7か所の公開会場(および団体受検会場)で執り行われました。
毎年、春と秋の2回実施される本検定は、地図や地理の基礎力を問う「一般」と、より専門的で幅広い知識が問われる「専門」の2つのクラスがあります。
今回は、全国で「一般」220人、「専門」93人の計313人(延べ人数、団体受検含む)が参加されました。
東京会場の国士舘大学キャンパス(東京都世田谷区)でも、生憎の雨模様の中、延べ166人(一般116人、専門50人)の受検者にご参加いただき、地図や地理に関する知識を存分に発揮していただきました。
今回は、全国で「一般」220人、「専門」93人の計313人(延べ人数、団体受検含む)が参加されました。
東京会場の国士舘大学キャンパス(東京都世田谷区)でも、生憎の雨模様の中、延べ166人(一般116人、専門50人)の受検者にご参加いただき、地図や地理に関する知識を存分に発揮していただきました。
毎回、本検定では老若男女を問わず、幅広い職種・年齢層の方々にご参加いただいています。特に「一般」では、高校生や大学生を中心とした学生の受検者が、例年に増して多く見受けられました。「一般」では、地図の基礎的な見方や日本・世界の地理の知識を問う出題、また、昨今の時事話題について地図と絡めた問題が中心となっています。一部は高校や大学の入学試験で出題されるようなレベルの問題を設定しているため、地理の授業を受けている学生の方々には解きやすいものが多かったかもしれません。
近年は、学校教育における「地理教育」のあり方に大きな変化が生じています。ぜひとも、多くの学生の方々が本検定に参加され、地図や地理の楽しさを知っていただきたいと願っております。検定事務局としても、多くの学生や先生方に興味関心を持っていただけるよう努めてまいります。
近年は、学校教育における「地理教育」のあり方に大きな変化が生じています。ぜひとも、多くの学生の方々が本検定に参加され、地図や地理の楽しさを知っていただきたいと願っております。検定事務局としても、多くの学生や先生方に興味関心を持っていただけるよう努めてまいります。
ただいま、「一般」「専門」とも採点作業の真っ只中です。結果発送は7月下旬を予定しております。受検された皆様は、結果の到着までもう少しお待ちください。
また、今回の問題および解答は、日本地図センターウェブサイトにて近日公開予定です。ご都合により参加いただけなかった皆さまも、ぜひ問題にチャレンジしてみてください。
また、今回の問題および解答は、日本地図センターウェブサイトにて近日公開予定です。ご都合により参加いただけなかった皆さまも、ぜひ問題にチャレンジしてみてください。
次回、第24回地図地理検定は、本年11月15日(日)に実施します。皆さまのご参加をお待ちしております!
(T)
(T)
jmcblog at 08:30
2015年06月05日
本格的な登山シーズンを前に、八ヶ岳周辺の2万5千分1地形図が多色刷りになりました。
八ヶ岳周辺で6月1日に多色刷りになった地形図は、「霧ヶ峰」「竹野町」「南大塩」「信濃中島」「茅野」「八ヶ岳西部」「八ヶ岳東部」「信濃富士見」です。
(詳しくは、地図センターのHPをご覧ください。)
これで、八ヶ岳周辺の2万5千分1地形図は、ほぼ全て多色刷りで揃えることができるようになりました。
多色刷りは従来の3色刷りのものに比べると、339円と約60円値上がりしています(3色は278円)。
ちょっと高いなぁと思った読者の皆さんのために、登山をする際の多色刷りの(筆者の主観による)メリットを紹介したいと思います。
メリットその1:等高線が読みやすくなった。
読図初心者にとって、等高線を読むのはなかなか難しいものです。
特に登山となると、等高線の尾根、谷、勾配を読むことが必須となってきます。
多色刷りになって、地形に陰影が付けられたため、より立体感が得やすくなり、初心者でも等高線が読みやすい地図なっています。
メリットその2:建物の色が橙色になった。
建物の色が黒から橙色になったことにより、山小屋も橙色で描かれるようになりました。
茶色の等高線、緑色の陰影、橙色の山小屋がコントラストよく配置され、山小屋の位置が分かりやすくなっています。
橙色は、夜になると判別しにくいという意見もあるようです。
メリットその3:カラフルになり、親近感アップ?!
等高線や建物に加えて道路も、高速道路は緑、国道は赤、都道府県道は、黄で着色されるようになりました。
多色刷りという言葉通り、従来の地図と比較してカラフルな地図になりました。
これは、多くの人達が日常的に使っているネットの地図や観光地図と比較して劣らないカラフルさです。
今まで2万5千分1地図を使ったことない人や見たことない人たちにとって、より親近感がもてる地図になったのではないでしょうか。
今年の夏は、登山地図と一緒に多色刷りの2万5千分1地形図も持って行かれてはいかがでしょうか?
新たな発見があるかもしれませんよ!