2014年10月

2014年10月29日

 今回は、イベントの案内を2つさせていただきます。

1.地理文化講演会「ケニアに育つ希望の家」

ケニア国ナイロビ市に「マトマイニ・チルドレンズホーム」という、ストリート・チルドレンなど恵まれない子供たちを支援している施設があります。“ジャンボ”という言葉で有名なスワヒリ語で、“マトマイニ”とは「希望の家」を意味します。1987年に設立されました。

この施設の園長として、30年近くにわたって運営されてきたのが、菊本照子さんです。今までに100人近い子供たちが巣立っていきました。最近では、フェルトのぬいぐるみの制作をシングルマザーに教え、彼女らの自立の支援もしております。

日本地図センターでは、この地理文化講演会が国際理解を深めるきっかけとなればと考え、菊本さんの一時帰国される機会に開催させていただくこととなりました。

目黒区、渋谷区、世田谷区の各教育委員会からも後援をいただくことができました。

申し込みは、日本地図センターのホームページからとなっております。是非ご来場をお待ちしています。

日 時:平成26116日(木)
    14時〜16時(1330分開場)
募集人員:100名 参加費:無料
申し込み先:http://www.jmc.or.jp/event/index.html

 


2.体験教室「3D地形模型をつくってみよう!」

 今年の7月と8月にそれぞれ3日間合計6日間(一財)日本地図センターで行った「夏休み地図教室」で、申し込みが真っ先に満員となったのが、この「3D地形模型」の講座でした。今回、1113日(金)から15日(土)にお台場の日本科学未来館で開かれる「G空間EXPO2014」で、富士山の3D地形模型を作成する体験教室を開催します。

 昨年世界文化遺産に登録された富士山は、ご承知のように標高3,776mの日本一高い山で、新幹線などから見るとほぼ左右対称ですが、詳しく見るとそうではありません。3D地形模型で立体的に見ることにより、実際の富士山の形を実感として味わっていただくことができます。

工作の材料や道具はこちらで用意し、出来上がった3D地形模型はお持ち帰りいただけます。ご家族でのご参加をお待ちしています。

日 時:平成261115日(土)
 1030分〜1230
 14時〜16時 
 (2回開催、各2時間)
募集人員:各30名   参加費:無料
申し込み先:http://www.g-expo.jp/geoedu/attractions.html#3d



jmcblog at 13:25 
お知らせ 

2014年10月16日

 今年のノーベル物理学賞は、青色発光ダイオードで日本の3氏が受賞され、うれしい限りですが、10月8日に発表されたノーベル医学生理学賞は「脳の空間認知に関する細胞の発見」で、米国出身のジョン・オーキフ・英国ロンドン大学教授ら3名に与えられました。これも地図にかかわるものとしては興味のあるニュースです。
 自分がどこにいるのか、ある場所から別の場所にはどうやって行くのかなど、人間の活動に空間認知が必須条件です。人間は、たとえば昼間は太陽の方向と時間で東西南北を、歩いたり車に乗っている時間で距離を認識して、頭の中で地図を作り現在地を把握しています。このような、細胞レベルでの「脳内GPS」の機能を明らかにしたことが今回の授賞理由のようです。
 なお「脳内GPS」という言葉は、英語では「inner GPS in the brain」という言葉ですが、GPSという言葉が受賞理由の中で使われています。まさか脳内のミクロな機能と、地球規模のマクロな機能が関係しているとは考えたこともありませんでした。 「脳内GPS」は、脳内の伝達にかかわる細胞と、その伝達システムに関係したポジショニングシステムであることまでしかわかりません。まだこの研究はラットでのレベルなので、今後研究が進んで、老人徘徊などの予防など人間の生活に役立つのではないかと想像しています。
 青色発光ダイオードが21世紀を照らしたと評価されていましたが、脳内GPSの研究は21世紀の健康、特に老人の健康を救うものと期待したいと思っています。(M)

jmcblog at 09:22 
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