2009年09月17日

 
  方位は、私たちの生活に深く関わっています。 例えば、不動産屋で住宅を探すとき、理想的には「東南の角地、日当たり良好」の条件で探します。不動産屋では、地図で一応説明してくれますが、自分でも現場で方位のほか生活諸条件を下見するでしょう。
   磁石がなくても、家の南側と北側では日当たり、 明るさ、地面の湿り具合が違うので南を知ることができますが、腕時計を使って概略の南を知ることもできます。
  地球は1日24時間で 1 回転するので、1時間あたりにすると360度を24時間で割って15度、そして時計の文字盤は12目盛だから、 短針は 1時間に30度回転します。 太陽が真南(南中)に来たときが正午になります。 これを応用して、南を知ることができます。
  いま、午前8時だとします。地面の影に沿って時計の短針を太陽の方向に合わせます。太陽が真南 (南中) に来たときが正午になります。 正午まで 4時間ですから、太陽は南中までに15度の4倍で60度動きます。ということは、時計の文字盤の60度、つまり2時間進んだところの10時の方角が南になります。すなわち、 「短針の位置から正午までの半分の指す方向が南」と覚えれば簡単です。

 01 sunsun 
                                    
 





                                               






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(問4) 伊能忠敬から測量法を伝授され、伊能図のうち北海道のかなりの部分の測量を担当した人物は誰でしょうか。正しいものを、次の のうちから一つ選んでください。


松浦武四郎 近藤重蔵  1殍槁靈  ご峙槊啾

解答と解説は
こちら


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正解は

  伊能忠敬は1800年の第1次測量で、津軽半島の三厩から渡島半島の吉岡に渡り、北海道の太平洋側を測量し、ニシベツ(現在の根室支庁別海町本別海)にまで到達しました。残りの部分は、間宮林蔵の測量データを使って伊能図がつくられました。

参考: 間宮林蔵記念館
http://cobalt.nakasha.co.jp/hakubutu/mamiya/mamiya.html


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2009年09月16日

ag
先ず写真を見てください。

海の上を走るレトロモダンな電車。 
この光景、どこかで見たことありませんか?
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 1959(昭和34)年9月26日夕刻、台風15号は和歌山県潮岬付近に上陸、勢力を保ったまま伊勢湾奥部を通過したとき満潮と重なり、暴風雨と高潮が沿岸を襲った。知多半島の伊勢湾岸を走る名古屋鉄道 (名鉄) 常滑線では、名古屋市南部の天白川河口付近のデルタ地帯の区間が一夜にして海中に没してしまった。
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  名鉄OB の白井昭さんが、地図中心9月号の伊勢湾台風特集のために書いてくださった記事の冒頭部です。 当時、白井さんは常滑線沿線から名古屋市内の本社に通っていて、被災者であると同時に、災害復旧 ・復興にあたる当事者として奔走されました。
 冠水は約2ヶ月間続きましたが、名鉄は、排水を待たず10月初旬から電車代行船や冠水深の浅い築堤上を走る代行バスを運行、11 月には築堤を盛り上げ線路を仮説して、水面すれすれながら電車運転を敢行し、孤立しかけていた知多半島の人々のライフラインを確保したのです。写真は、この仮線を走る電車を、白井さんが記録のために撮ったものです。
 
現在、名鉄常滑線は名古屋市内から中部国際空港へのメインルートとして賑わっています。

  さて海を走る電車、ちょっと変わった形です。 これは昭和戦前期に、世界的なブームに乗って造られた流線型の高速電車で、比較的最近まで現役で走っていました。
  海の上を走るレトロモダンな電車。この写真は、伊勢湾台風災害から数年後に雑誌に掲載されたことがあります。もし、あるアニメ映画の監督がこの写真を知っていたとしたら・・・。

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jmctsuza at 17:10 
地図中心 | 防災

2009年09月11日


index  二百十日をすぎ、今年も10個以上の台風が発生しています。そんな今年は1959(昭和34)年9月に東海地方を直撃した伊勢湾台風から50年目にあたります。洪水や高潮により多くの被害と犠牲者を出し、日本の災害史に残る水害であったことは言うまでもありません。しかし台風より前に濃尾平野の地形分類図は既に作られ、低地部分は台風の浸水範囲と見事に一致していたのです。この地図がもっと活用されていたら、被害は軽減されたかもしれません。


地図は悪夢を知っていた」―当時、地元の新聞ではこのように報じられたのです。


 伊勢湾台風は日本の治水事業や気象学にも大きな影響を与え、土地条件図や各種ハザードマップが整備へと繋がる一つのきっかけとなりました。本号では「地図は悪夢を知っていた」の紙面を表紙に、伊勢湾台風の気象条件、濃尾平野の自然環境、復旧から復興への軌跡、そして現在の木曽三川の治水を貴重な地図や写真と共にお送りします。


※10月号特集は「東京都大田区」です。

10月10日発売予定。お楽しみに !

http://www.jmc.or.jp/book/mapcenter/index.html


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jmcsuzu at 09:31 
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